まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

アラフィフ、ファッションはモード系にシフト

アラフィフになって、ファッションも変わった。

一番の理由は、パンプスを履かなくなったから。

 

もう、パンプス、無理・・・。

 

もちろん、80歳になってもハイヒールで颯爽と歩いておられる淑女もいらっしゃる。

しかし、非常に稀ではないだろうか。

多分筋力の問題なんだろうと思われるが、もう足が痛くてヒールなど履いていられない。

いや、むしろ、よくあんなもの履いていたもんだ。

 

ということで、まずは足元がスニーカーや厚底靴になった。

そうなると、お洋服は、必然的にカジュアルなものになる。

40代はとろみブラウスなど、少しエレガントなものを着ていたのだが、靴に合わないこともあって、もう着られなくなった。

 

しかし、かといってカジュアルになりすぎると、今度は地味、またはもっとおばさんっぽくなってしまう。

若い頃に好きだったパフィーっぽく、Tシャツ、ジーパン、スニーカーを着てみても、なんだかぜんっぜん顔と体型に合わない。

ああいうのは、若い女の子がやるとボーイッシュで可愛く見えるものだけど、おばさんがやると、若作りになるだけなのだな、と悟った。

 

そこで救世主となったのが、モード系の服、だ。

モード系の服は、意外とアラフィフに優しい。

体の線が出ないものが多いし、デザイン性があることによって地味に見えることがない。

問題はお値段だが、あまり流行も関係ないので、買う服の数を絞ることによって洋服代を節約できることがわかった。

少しお高いお洋服は、あまりたくさん必要ないのだ。

ダメになることが少ないし、やはりお高いので、着る方も気を使って大切にする、というのもある。

なので、年間のお洋服代を、例えば40万円などと予算を決めて、春夏に15万円、秋冬のコートも入れて25万円などとしておけば、ある程度揃えることができる。

なんどもデパートに行かずに、これはと思うブランドで、一気に買ってしまう。

店員さんに使えるアイテムを見繕ってもらって試着をして選定し、予算内に収めればOK。

私はそうやって、数年かけて、ワードローブをほぼあるブランドのものだけにしてしまった。

そうなると、何を合わせてもだいたい合うので、洋服選びもラクになる。

洋服を買いに行く時間もほとんど必要なくなって、時間の節約にもなった。

 

また、ブランド物はメルカリで売れる、というのも利点だ。

私の経験では、比較的新しいもので、有名ブランドのものであれば、正価の20〜30%くらいで売れるイメージだ(5万円のものなら、1万円くらいで売れる)。

自分が狙っているブランドがどのくらいの値で売り買いされているかメルカリでみてみるのも良いかと思う。

逆に、メルカリで買うこともできる。

サイズなどもわかっているから、失敗がない。

 

そんなこんなで、モード系の少しお高めの服は、ファストファッションよりコスパがいい、と個人的には思っている。

  

アラフィフになって、ファッションで参考にしたのは、こちらの書籍。

 

銀さんのお洋服は、ラクそうで、まさに、足元はペタンコ。

モード系のブランドをミックスさせてて、着やすそうなコーディネート。

やりすぎない感じが取り入れやすいと思う。

 

ファッションって、面倒だし、難しいなーと思うこともあるけど、アラフィフからは、あんまり人の目を気にせずに、自分のためだけにお洋服を楽しめるようにもなった。

だから、けっこう楽しい!

 

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NHKクロ現「さらばサラリーマン」を見た

NHKクローズアップ現代」で「さらばサラリーマン」という特集が放送された。

 

人生100年時代のキャリア形成についての本、「LIFE SHIFT」の著者・リンダ・グラットンさんが出演していた。

amazonにとびます

 

この本は、寿命が100年になった現在では、人生でひとつのことを全うするたけでは足りず、世の中の流れに合わせて変化していかないと生き残れない、ということを告げたベストセラーだ。

 

例えば、私も出版業界に20年以上いるのだが、新卒時代にはあこがれの職業だった編集者(ちなみに、私は新卒ではどこの出版社にも入れなかった)も、今となっては第一志望の学生は少ない。

デジタルにうまくシフトできなかった紙の雑誌や書籍は、右肩下がりが止まらない。

いつまで編集者の仕事を続けられるか、いつまで会社が存続しているか、定年まで働けるのかさえおぼつかない。

こんな状況は、まったくの想定外だった。

編集者になった時は、これでずっと働いていけると思ったものだが、そうはいかなかった。

人生100年時代で人生が長いのもそうだが、時代の流れが早くなったとも感じる。

 

番組には、大手広告代理店の早期退職制度を利用して農業に挑戦している50代の男性が出演していた。

彼は、仕事のデジタル化についていけなかった、と言い、会社の制度を使い、挑戦したかった農業を始めたのだという。

この会社には、早期退職しても、起業支援として、しばらくの間は会社から給料が出るという素敵な制度があるという。

そして今後は、そういったフリーランスになる社員の後押しをする企業も増えそうだということだった。

(新手のリストラという面もあるけれど・・・)

  

 他にも、30歳くらいでFIREしたという若者も出演していた。

 

amazonにとびます

 

コンサル会社に勤めて年収1000万円を超えていたというが、残業が多すぎる激務で、いつまでもこんな働き方は続けていられないと会社を辞め、貯めたお金の運用益とYouTube配信の収入などで暮らしていくという。

会社で嫌な仕事をするよりも、好きな働き方で生きていかれる、と満足げだった。

 

NHKアナウンサーの二人は、少し懐疑的な様子で、「でも、やりがいというのも必要なのでは?」などと質問していたが、リンダ・グラットンさんは、「これからは、今まで通りの働き方ではなく、自分でキャリア形成と働き方を自分でデザインする必要がある」というようなことをおっしゃっていた。

 

個人的には、アナウンサーの気持ちもわかるというか、仕事というのは、「働き方」だけでも「収入」だけでもないと思うから、「嫌なことをやらないこと」をモチベーションにしたFIREについては懐疑的だ。

 

もう一人、やはり大手広告代理店で事務の仕事をしていた女性が出ていた。

彼女は、ずっと事務職だったけど、本当はクリエイティブな仕事に憧れていたという。

最後のチャンスと部署異動を願い出たら、上司に「50歳を超えてから新しいことをするのは無理」と言われたのだそうだ。

それで一念発起して会社を辞め、映像プロデューサーになった。

ずっと趣味で関わってきた着物の知識やコミュニティーを通して、日本を外国に紹介する動画の発注を受け、制作しているという。

 

私はこの女性に一番共感した。

会社に、やりたいことを止められたり、可能性を否定されるくらいなら、フリーランスで挑戦したみた方が絶対にいい。

そして、いきなり門外漢なことに挑戦するよりは、今まで培った人脈や知識や知恵を生かしてキャリアアップできるのは理想だ。

 

大切なのは、会社だけでなく、自分のライフ(趣味や暮らし)もしっかり持っておくことだな、と思った。

ワークライフバランスというと面倒に感じるが、もう今の時代、仕事人間でいることはリスクになりつつある。

どちらかというと、仕事人間の私も、視野を広げないといけないな、と感じる特集だった。

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続・アラフィフ、セカンドハウスを借りる:カモられない部屋探し編

前回、セカンドハウスを借りることを決めた経緯を書いた。

 

さて、部屋を借りると決めたらやること、それはもちろん、物件探し

ものすごく久々に部屋探しをしたのだが、ずいぶんと不動産事情も変わったなあ、と思うところと、変わらないな、と思うところがあったので、書いておこうと思う。

 

私が若いころには、まずは住みたい街の不動産屋さんの戸をたたいた。それしか手段がなかったからだ。

CMでよく見るにぎやかな看板の不動産屋さんに飛び込み、ハキハキした女性にいくつか物件を見繕ってもらって、車で部屋を案内してもらう。

ご親切にどうも、でも、物件はぜんぶちょっと違う気がするんですよね~、と思いつつお店に戻る。

そして・・・小娘は、当然のようにカモられた。

「人気物件だからなくなるよ」「これ以上みてもこの条件ではもうないよ」「とりあえず仮申し込みと内金入れて」と、1時間近く店のソファに監禁されて、仕方なく申込書を書かされ、現金2万円ほど置いてなんとか帰ったこともある。

もちろん、あとから親に電話してもらったりしてキャンセルを入れ、お金を取り戻しに行くのだけど、ヤンキーっぽい店員さんににらまれて、まじでビビったものだ。

 

↓この動画がそのまんまかつての私の姿・・・

www.youtube.com

 

なので、不動産屋さん怖い…というトラウマがありつつの部屋探し。

今回は、慎重に下調べをして挑んだ。

まずはネットでカモられない賃貸物件の探し方を検索。

不動産屋さんの裏側などを教えてくれるYouTubeやブログ、さらに、住みたい街での物件探しブログなども読み、カモられないように知恵をつけた。

 

なんといっても、今は、ネットで物件検索! 

いきなり不動産屋さんに行く必要などなし! 

 

本当にいい世の中になった(うれし涙)。

昔は物件を自分で探すことができなかったから、不動産屋さんの言いなりになるしかなかった。

今は、SUUMO、アットホーム、ホームズさんなどで、条件を入れたら一発で検索が可能なのだ。

 

いやいや、ネットに載ってない物件もあるでしょ~、な~んて思っていたが、たぶん、今は、もうそれはない、気がする。

今回、サイト経由で5~6件の不動産屋さんに問い合わせをしたが、その後、ネットに出ていない物件を紹介されたことは1件もなかった。(実は、1件だけネットにない物件を紹介されたのだが、それは後述)。

つまり、部屋探しにはもう不動産屋さんは必要なく、ネット検索だけですべてだ、ということなのだと思われる。

しかも、スマホで検索できるので、部屋探しをしようと決めたら、毎日電車の中とか昼休みとか、仕事の合間にひたすら検索できる。

すぐには問い合わせせずに、2~3週間くらいはひたすら検索した。

すると、だいたい今出ている物件で自分の条件に合いそうなところがわかってくる。

 

それから、自分で見繕った物件を、SUUMOで一括問い合わせ。

不動産屋さんが怖い私は、その問い合わせ対応によってお店に出向くかどうかを決めた。

「とにかく一度ご来店を」という返事のところは、まずやめておいた。

 特に、問い合わせた物件が案内可能かどうかの返答のないところは論外。

問い合わせ物件について現状を連絡してくれて、その物件の内見手配をしてくれるところでないと信頼できない。

 

ネットで不動産屋さん自体の口コミをみて、「しつこくされた」などの書き込みがないかも確認した。

たとえ物件が気に入っても、扱う不動産屋さんの評判が悪ければやめておいた。

もしかしたら、その物件は、ほかの不動産屋さんでも扱える物件の可能性もあるし、そもそも吊り物件(実際にはもう成約済み)の可能性だってある。

 

というところから絞り込んだ不動産屋さんは、若い人たちがやっているネット中心のところと、地元密着型の2店。

まずは若者の店で、2件の内見をさせてもらう。

あまり物件がなく、他に紹介できるところはない、とのこと。

たんたんと内見させてもらい、特にしつこくされたりもせずに、駅近くで車を降ろしてくれた。

その後も、先方からは電話もメールもなかったが、担当の方が親切だったので、私の方から、ネットでみた物件が扱えるかなど問い合わせた。

結局マッチングせず、ではあったが、サイトも見やすく、対応もいい会社だったので、いつかまたご縁があればお世話になりたい。

紹介している物件自体は、基本的に大手ネットに掲載されているものと同じなのだが、センスのいい部屋だけをセレクトしてあるのが利点かと思う。

 

さて、もうひとつの地元密着型のお店は、「はい、内見4件、〇日ならどうぞ」的なあっさりした対応。

飛び込みの客はあまり相手にしていない、という口コミもあったので少し怖気づいたのだが、ぜひ見たい物件もあったので、ひるまず予約してお店へ。

 

とても忙しそうで、ものすごくパパっとさくっと内見に連れて行ってくれたのだが、地元の人感があり、なんとも頼もしく、大家さんへの挨拶などを見ても安心感があった。

思えば、不動産屋さんは、初めて住む場所の、初めての知り合いなのかもしれない。

そんなことすら思った。

 

そして、この不動産屋さんだけが、ネット未掲載の物件を紹介してくれた。というのも、それはまだ、出る予定、というだけの物件だったからだ。

仲介だけでなく管理もしている会社ならではの情報だ。

 

しつこいどころか終始あっさりとした対応だったが、個人的には、相手にされていない、という感じもしなかった。

気に入ったらどうぞ、という態度だった。

本来、そういう仕事だよな、とも思ったが、やはり老舗の余裕なのだろうという気がする。

 

今回、物件にも縁があり、その地元密着不動産会社で契約することになった。

初期費用の見積もりについては、少し思うところもあったのだが、いわゆる交渉はしなかった。

初期費用もまた、あっさりしていたからだ。

鍵交換だのクリーニングだの、安心見守りなんとかだの、そういったものは全くなく、昔ながらの、敷金・礼金、仲介手数料、だった。

 

仲介手数料は1カ月になっていて、実は本来は0.5カ月でいいはず!というものなのだが、今の法律だとなかなか交渉はしづらい。

というのも、法律では、仲介手数料は基本的には0.55カ月までしかとってはいけないとなってはいるのだが、同意があれば1.1カ月までとってもよい、となっていて、「同意があれば」という文言がある限り、1.1カ月の慣例はなくならない。

その物件が、まーーーったく人気のないものなら交渉できるかもしれないが、そこそこ借主がみつかるような物件だと、交渉はむつかしいのが現実ではないだろうか。

 

思えば、大家さんも気持ちよく借りてくれる人を探し、借り手も親切な大家さんを望んでいるというシンプルな話だ。

なので、ネットに出回る、不動産屋には交渉すべし!という意見には、賛成であり反対でもある。

知恵をつけたうえで、払ったほうがうまくいきそうなものは払う。

自分で納得をしたうえで契約に臨むべし、だ。

 

とにもかくにも、怖い思いは一切せずに済んだ。

幸先がよい!

 

部屋が決まったら、お次は部屋作り!

その話は、また!

 

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こ~んな家に住むことは…ないだろうなあ~笑

 

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アラフィフ、セカンドハウスを借りる

子ども部屋に住んでいる。

 

かりそめだったはずの出戻り実家暮らしがいつの間にか長くなってしまった。

会社員の私にとって、実家暮らしは快適だった。

何しろベテランの専業主婦が家にいるのだ。

掃除洗濯料理と、全て甲斐甲斐しくやってくれるから、家事負担はほぼ0。

しかも、恋人や配偶者でもないから、残業しようが飲みに行こうが、深夜になろうが、大して文句も言われない。

仕事をするのに、こんなに恵まれた環境はない。

 

けれど、やっぱり子ども部屋なのである。

 

それを思い知らされたのが、今度のコロナのステイホーム。

私の暮らしの場は、ここ、子ども部屋が全てになった。

 

コロナ前は、海外旅行に月に1回出かけていた。

それは、子ども部屋からの脱出だったわけだが、それもできなくなってしまった。

 

このまま私は自分の家を持たず、母の家であるここで、母の介護をして終わるのか、と暗澹たる気持ちにもなった。

母が90歳まで生きるとしたら、あと15年、私も60歳を超えてしまう。それまでずっと、子ども部屋

母を大切に思う気持ちはあっても、自分の人生の虚しさに絶望しそうになる。

 

「自分の人生なのだから、親を捨てても自分の人生を優先するべき」。

そんな風にあっさり言う人もいるけど、とはいえ、やっぱり75歳の母を一人置いて、いまさら出ていく、という選択をするのは難しい。

 

それで、不意に思い出したことがある。

10代の頃、友人のうちの別荘へ遊びに行ったことがあった。

彼女に、「別荘を持ってるなんてすごいね」と言ったら、友人はこう答えた。

「うちは同居だから、お父さんがお母さんも自分の空間が欲しいだろうからって別荘買ったんだって」

その時は、ラブラブなご両親だな、と思った記憶があるのだが、今思い返すと、そうか、同居するしかない、とか、独立するしかないとか、極端じゃなく、お父さんはどっちも成立させる手を考えたのだな、と気づく。

 

そうだ。私も、セカンドハウスを持てばいいのだ。

母との暮らしと自分の空間、両方持ったっていいじゃないか。

ここしかないと思い込んでいたけれど、別に家は一つじゃなくてもいい。

 

そう思ったら、目の前が急にひらけた。

いきなり別荘を買うほどの度胸もお金もないが、好きな場所に賃貸で部屋を借りよう。

お、わくわくしてきた。

場所はどこにする? 海の見える街はどうだろう?

どんな部屋を借りる? OKUDAIRA BASEとか流行りのユーチューバーみたいに古いアパートを改造するのもやってみたい(できるかな?)。

ハンス・ウェグナーのソファ欲しいな。バルミューダーの掃除機も使ってみたい。

高山ひろみさんみたいに一人でのんびり料理もしたい。

プロジェクターで映画鑑賞はどうだろう。

友だちも来てくれたら嬉しいな

 

どんどん気持ちが前向きになった。

 

母には悪いが、どんなに献身的に親が面倒を見てくれようとも、子どもの望みは、いつだって自分らしく生きることなのだと思う。

それは仕方のないことだ。悪いなんて思わなくてもいいんだ。

 

それで今、湘南に部屋を借りようと動いている。

コロナ禍、移住する人も多いらしく、なかなか難航中なのだが、そろそろ目処がつきそうだ。

その話はまた!

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子ども部屋をプチ改造。机下のコードをまとめてみた

 子ども部屋のデスク下の配線を整理。テレワークのストレスを一つ解決。

ネットで評判が良いこちらを使用↓

 

 

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美しき宮沢氷魚に胸打たれる、舞台『ピサロ』を観た

舞台『ピサロ』を観た。

 

渡辺謙さんと宮沢氷魚さんという豪華なキャストによる伝説の舞台だ。

素晴らしいだろうとは思っていたが、ここまでとは!

特に、宮沢氷魚さんの美しさは衝撃的だった。

 

www.youtube.com

 

舞台の主題は、スペイン人によるインカ帝国征服。

スペインの年老いた将軍を渡辺謙さんが、インカ帝国の若き王様を宮沢氷魚さんが演じている。

キリスト教の西洋的価値観と太陽神を崇めるインカの価値観、年老いた軍人と若かりし王様、その対比が描かれていく。

 

この舞台の中で、個人的に最も印象的だったシーンはこれだ。

ピサロ渡辺謙)とインカ王(宮沢氷魚)は共に私生児として生まれているのだが、そのことを二人がこんな風に話し合う(セリフは記憶のもの)。

 

ピサロ「俺は私生児だ。お前だって、兄の方が正統な生まれだったんじゃないのか」

インカ王「それはそうだ」

ピサロ「なぜお前は王になれたのだ」

インカ王「こうした地位になるものは、そうした生まれなのだ」

 

このインカ王のセリフに度肝を抜かれた。

そうきたか、と。

ピサロは、自分が私生児であることに苦しんできたのに、あっさりと、それ(私生児であること)こそが自分の地位にふさわしいのだと言うインカ王。

これは、本当に舞台で見ると感じるのだが、確かに、私生児の方がむしろ王に相応しい、とすんなり思わされる。

それくらい、宮沢氷魚の孤高なカリスマが際立っていて、その言葉に説得力があるのだ。

価値観の違いというより、真実が揺らぐような感覚だった。

私生児は育ちが悪い、正統ではない、という通念は真実なのか?と。

そして、それを聞いたピサロ渡辺謙のハッとしたような、それでいて安らいだような表情。

ピサロはインカ王の言葉を聞いて、長年苦しめられていた自分への偏見や自分自身を卑下する感情から解放されたのではないだろうか。

 

舞台は、結論を出してはいない。

何かを断罪したりもしていない。

ただ、とても緊張感のある、切迫したものを感じる、迫力のある舞台だった。

それは、今この時に、このことを伝えたいという作り手たちの熱気だったのだと思う。

 

コロナ禍に、不要不急ではないかとさえいわれたエンターテイメント。

けれど、生きていくのには考えることは必要だし、急でさえあるかもしれない。

どんなときも考えるのを止めてはいけない。

世界について考え続けていかなければ、ただ欲望にまみれた無為な人生を送ることになってしまう。

 

こちらの記事の渡辺謙さんの言葉にもそう感じた。

www3.nhk.or.jp

 

心がキリリと起立させられるような舞台だった。

コロナ禍にこそ、観てよかった。

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あじさい。色も形も様々

 

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アラフィフからはコンシーラーがお友だち

眉の描き方について先日書いたのだが、メイクさんに習ったワザで、もうひとつ重要なことがあった。

それは、コンシーラー

 

若いときは、コンシーラーなんてほとんど出番がなかった。

塗るとしたら、ニキビ跡を隠す時くらいだったが、それすらあまりやらず…。

 

しかし、アラフィフになると、とにかく顔のあちこちに色素沈着的なものができる。

いわゆるシミってやつと、クスミってやつである。

こいつを消すのと消さないのとでは、かなり肌の印象に違いがでる。

いまやコンシーラーはお友だち、いや、救世主、かも。

 

私の場合は、目の回り(主に目の下の際)と、小鼻の回りが黒ずんでいるかんじ。

さらに頬にポツポツとシミが浮かぶ。

 

これを消すために大事なのがコンシーラー。

そして重要なのは、その色。

イエベ、ブルべ、とかはよくわからなくても、色素沈着には濃いめの色、というのが大事なポイント。

 

コンシーラーというと、明るい色を塗るイメージだったが、否~~!である。

濃い色は、濃い色で制す。

考えてみたら、黒を消すために白を塗っても黒が透けてしまうわけで。

濃い茶色には濃い茶色を塗らないと消えないのであった。

 

なので、濃いめの色のコンシーラーを用意。

プチプラで全然OKということなので、例えば、名品のこちら。

www.canmake.com

 

この濃い色をブレンドして、気になるシミをペタペタと消していく。

さらに、目の下の際、小鼻の回り、ここらへんも、くすんでいるのでペタペタする。

 

そして、もうひとつ、唇の境界線。

年を経るごとに、あいまいになってぼやけていくらしい。

確かに最近、口紅をつけても、なんかどこまでが唇?みたいになったりしていた。

ということで、唇の回りをぐるりとコンシーラーでなぞって、唇の輪郭を一度消してしまう方がいいらしい。(その後に口紅でくっきり輪郭に)。

 

一応、私のベース作りセットは、こちら。

 

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汚れたままですみません…ベース3点セット

BBクリーム・・・オンリーミネラルズ

コンシーラー・・・POLA

フェイスパウダー・・・ミラノコレクション(忘年会で当選)

※パウダーは、パフではなく、ブラシでささっと。

 

以上。

 

本当は、BBクリームではなく、下地+クリームファンデのほうがよい、というか、そうしろと言われたのだが、ズボラなもので…BBにしてしまっている。

ちなみに、パウダーファンデはアラフィフからは、だめ、絶対、とのこと…。

 

ベース所要時間は10分かかっていないと思う。5分くらいかな。

慣れると簡単だ。

 

ちなみに、写真のコンシーラー、使いすぎて見えないので、原型はこちら。

 

ちょっとというか、かなりお値段は張るのだが、すごくきれいにシミ・クスミが消える。

どういうからくりなのかわからないが、3色のブレンドが見事で、日本人の肌にぴったりなのだと思われる。

 

もうすぐ進化版が発売になるらしいので、発売されたら買いに行く予定。(それまで前作でもたせる…もつかな…?)

www.fashion-press.net

 

実は、あんまり美容やメイクに関心がなかった方なのだが、アラフィフになって楽しくなった。

若い時より効果がてきめんで、やりがいがあるからだと思う。

それもまた発見だ。

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はてなブログが気に入っている話

はてなブログをはじめて、3ヶ月ほどが経った。

個人的に、はてなブログってとても居心地がいいな!と感じている。

 

過去に、アメブロや、それこそWordpressのブログを開設したこともある。

けど、全く続かなかった。

 

アメブロは、キラキラ女子のためのものという気がして、ノリについていけなかったし、どちらかというとインドア系の記事が多い私には合っていないなあ、と書くのをやめてしまった。

自分のブログではあるけれど、プラットフォームのノリって意外と気になるものだ。

 

Wordpressブログは、仕事で担当していたサイトがWordpressでできていたので、勉強のために通った講座の実習で作った。

私が受講したのは、10年くらい前だけど、すごく講座自体は実践的で良かった!

 

↓テックアカデミーのWordpress講座

techacademy.jp

 

サーバーをレンタルし、Wordpressの一通りの設定をして、独自ドメイン設定もして、ブログサイト運営を始めたものの…続かなかった。

どうも性に合わなかったというか、結構プラグインを追加したり手を入れないといけないのが難しく感じたし、とにかく迷惑メールが大量にくるのも嫌だった。だいたいが海外からのセールスメールだ。

(ただ、これは随分前の話なので、今はもう少し操作も簡単、かつセキュリティも問題ないのかもしれないが)

そして、挫折した一番の理由は、寂しかったから、だった。

コミュニティがあるわけではないので、なんというか、ウェブという大海に浮かんだ小舟になったような気分だった。

孤島で、叫んでいるような気分…笑

 

その点、はてなブログは、操作自体はWordpressに似ていて使いやすく(勉強した甲斐があった)、それなりにカスタマイズもできるし、迷惑メールが来ることもないし、なによりもなんだかんだで組織に守っていただいている感じがする笑

必要なメンテナンスは、はてな様でやってくださっているのであろうし、サポートももちろんある。

サイトを色々いじるよりテキストに集中したい派には、やっぱりありがたいと感じる。

 

書いている内容もノリもあっているように思うし、居心地がいい。

タグでたどったり、スターつけたり、読者になる、といった機能も、感性の似た人と繋がれる感じがいい。(読者になるマークや星のつけ方がわからなかったり、恥ずかしくてまだあまりコミュニケートできてないですが…)

孤島ではなくて、仲間に支えられている感じもして好きだ。

 

それと、無料版はやっぱり気が楽というか…「収益化しなきゃ!」みたいな焦りとも無縁でいられるし、やっぱり記事に集中できるような気がする。

もちろん、これは人によって感覚の違うところだとは思う。

費用をかけた方が頑張れる人だって当然いるだろう。

ただ、私はどちらかというと、そこまで収益化を目指して頑張る、というよりも、読んでもらえたら嬉しいし、もし少しでも収益が出たら、自分のインプットのための資金になったらいいかな?くらいのスタンスでいけたらいい、と思っている。

 

はてなブログの有料化はだいぶん迷ったのだが、今のところ無料版のままだし、多分このままかもしれない。

もしかしたら、WordpressでHPみたいなものを作って、そこにこのブログをリンクするとかそういうことは将来するかもしれないけど…

(まあ、そんな壮大なことは今のところあまり考えてはいない)

 

それで、グーグルアドセンスというのに、なかなか無料版だと通らないという話を見かけていたので、そうなのか〜?と思って、試しに申請してみた。

1週間ほどで、なんとすんなり審査通過してしまった。

あんまりサイトをいじったりはしていないし(ヘッダー画像を変えたくらい)、サイトポリシーとかも設置していないのだが…?(追記:審査後に設置)

グーグル様がどこをみているのかわからないけど、シンプルに記事を書いているのがかえって良かったのかな?と思っている。

そして、無料版でもアドセンスを貼ってもOKな、はてなブログ様、やっぱり太っ腹でありがたい。

(ま、もちろんまだ1円も稼いでいませんが…笑)

 

今後は少し、アフィリエイトも貼ってみるかもしれない。

本当に参考になるものだけ。読むのに邪魔にならないように。

そして、ブログの収益化についても、やってみてわかったことは、またブログに書いていきたいと思う。

(全然稼げません!みたいなレポになるかもだけど…笑)

 

それにしても、今日は天気がいい!

居心地がいいというのは、人生の中でもかなり大切なことだと思う。

快適なブログ生活(?)を探りながら、どんどん楽しんでいきたい。

 

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鎌倉・由比ヶ浜。のんびりしてて居心地良さそう

 

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