まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

おばさんと海

湘南ライフに憧れている。

学生のころは、海系サークルは怖くて近づけなかった。

私のような文学系インドア系(今で言うところのオタク女子)には真逆の人種。

うがった言い方するなら、すかしているとかチャラいとか軟派とか、そんなイメージ。

なんだかふかーい溝があるような気がして生きてきた。

けど、海が好きな文学者って結構いる。

鎌倉だって文豪が多く通ったり居を構えてきた場所なのであって、どちらかというと文学と海は近しい間柄のはずなのだ。

村上春樹とかサーファーだったりするよね。

波乗りと文学ってなんか繋がってるらしいよ。

だからというわけでもないし、私は文豪でももちろんないわけだが、アラフィフになって、湘南ライフに惹かれるようになった。

なんなら今すぐにでも会社をやめて湘南に家を建てて慎ましやかに住みたい。

と思っていたら、「湘南に家を建てるのに一体いくらかかると思ってるんだ、1億円は下らんのだぞ」と友人に諭された。

そうなのか、1億円…1億円ないと海暮らしはできないのか。

本当に、慎ましくていいのに。

朝晩、海をみて、日がな一日のんびりご飯の準備とかして、ぼんやり生きていきたいだけなんです…。

全然慎ましくないか(笑) 

やっぱり海暮らしはセレブのものなのかもしれない。

仕方がないから、湘南の海に電車に乗って時々出かけている。

GOTOキャンペーン中には七里ガ浜とか稲村ヶ崎とかを歩いたのだが、人は多いし、サーファーいけてるし、若者多いしで、おばさんは落ち着かなかった。

それで今日はお隣の逗子へ。

逗子は波が穏やかなのでサーファーがいないし、人も少なくて落ち着ける。

歩く人も、イケてる男女よりも老父婦や犬の散歩中の中高生など、住民感がある。

家を建てるのは無理そうだけど、海を見に行くのはおばさんでもありだよね。

いや、でも、そのうちサーフィンとか始めちゃうかもしれない。

50歳からのサーフィン。

ありやなしや。

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逗子海岸の空。大きな鳥が飛んでるみたいな雲