まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

更年期障害または宇宙からの攻撃

うわ、なんだろこれ、なんかいつもの汗と違わないか?

いや、汗っかきだよ、もともと汗っかきだけどさ、なんかこんなに止まんないもんだっけ、汗って。しかも、なんだか心臓ドキドキするんですけど。あ、これってもしかして、動悸ってやつですか? え、てことはもしかして、これって、これってあの・・・

 

という感じで、更年期が始まりました、はい。

47歳の秋のことでした。

天才バカボンのパパにもママにもならず、ある一つの季節が終わったんだと悟りました。

婦人科にてホルモン剤をもらい、なんとかQOL(クオリティライフ)を保つことができていますが、30分に一度ほどの火照りと発汗は、耐え難いものがあり、なにこれ、宇宙からの攻撃?と思ったほどです(いや、まあ、女性ホルモンの減少によるものなんですけどね)。

 

宇宙からの攻撃といえば、A&BストルガツキーSF小説『世界終末十億年前』です。

ある科学者の身の回りに突然不可解なことが起き始める話で、いきなり食べきれないほどのご馳走が送られてきたり、はては、生(?)の赤ん坊が届けられたりします。

だれがなんの目的で送りつけてくるのかもわからず、科学者は困り果てますが、それが、どうも宇宙からの攻撃らしいとわかってきて…。

宇宙人の攻撃がわかりづらくて、なんだか間抜けですらあるのだけど、どうも地球ってば緊急事態なのかもしれないかもしれない…という緊迫感がしだいにつのっていき、最後は主人公が必死すぎて泣いちゃう小説でした。

 

そして、現在SF界隈で大ブームを起こしている、劉慈欣の『三体』。

これも、宇宙人からの攻撃モチーフをどどーんとでーっかいスケールで展開した作品です。やっぱり科学者が標的なのですが、その宇宙人からの意地悪が、相当ヘン!で、かなりやばいです。

いやー、しかし、こんなんされたら確実に気が狂うわ、っていういや~なやり方をしてくるわけで、これ考えつく小説家ってほんとすごい!

 

ちなみに、更年期障害って、基本的には女性ホルモン減少による体の様々な症状のことをいうらしいのですが、一概に更年期女性全員がなるわけではなく、無症状の人もいれば、寝込んじゃうような重症の人もいるんだそうです。

そういうことからすると、まあまあ宇宙からの攻撃と変わらないというか、むしろ、更年期障害に見せかけた宇宙からの攻撃かもしれないよなー、って思うと、もしかして私って、宇宙から攻撃されるほどのなにがしかの人物なのかもしれないね。

 

などと、宇宙レベルで自己肯定感を高めてみたりする更年期おばさんなのでした。

(つらいけどね、わりと!)

 

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桜の木にも女盛りってのもあるらしい…この木はが何才くらいなのかな〜