まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

続・アラフィフ、セカンドハウスを借りる:カモられない部屋探し編

前回、セカンドハウスを借りることを決めた経緯を書いた。

 

さて、部屋を借りると決めたらやること、それはもちろん、物件探し

ものすごく久々に部屋探しをしたのだが、ずいぶんと不動産事情も変わったなあ、と思うところと、変わらないな、と思うところがあったので、書いておこうと思う。

 

私が若いころには、まずは住みたい街の不動産屋さんの戸をたたいた。それしか手段がなかったからだ。

CMでよく見るにぎやかな看板の不動産屋さんに飛び込み、ハキハキした女性にいくつか物件を見繕ってもらって、車で部屋を案内してもらう。

ご親切にどうも、でも、物件はぜんぶちょっと違う気がするんですよね~、と思いつつお店に戻る。

そして・・・小娘は、当然のようにカモられた。

「人気物件だからなくなるよ」「これ以上みてもこの条件ではもうないよ」「とりあえず仮申し込みと内金入れて」と、1時間近く店のソファに監禁されて、仕方なく申込書を書かされ、現金2万円ほど置いてなんとか帰ったこともある。

もちろん、あとから親に電話してもらったりしてキャンセルを入れ、お金を取り戻しに行くのだけど、ヤンキーっぽい店員さんににらまれて、まじでビビったものだ。

 

↓この動画がそのまんまかつての私の姿・・・

www.youtube.com

 

なので、不動産屋さん怖い…というトラウマがありつつの部屋探し。

今回は、慎重に下調べをして挑んだ。

まずはネットでカモられない賃貸物件の探し方を検索。

不動産屋さんの裏側などを教えてくれるYouTubeやブログ、さらに、住みたい街での物件探しブログなども読み、カモられないように知恵をつけた。

 

なんといっても、今は、ネットで物件検索! 

いきなり不動産屋さんに行く必要などなし! 

 

本当にいい世の中になった(うれし涙)。

昔は物件を自分で探すことができなかったから、不動産屋さんの言いなりになるしかなかった。

今は、SUUMO、アットホーム、ホームズさんなどで、条件を入れたら一発で検索が可能なのだ。

 

いやいや、ネットに載ってない物件もあるでしょ~、な~んて思っていたが、たぶん、今は、もうそれはない、気がする。

今回、サイト経由で5~6件の不動産屋さんに問い合わせをしたが、その後、ネットに出ていない物件を紹介されたことは1件もなかった。(実は、1件だけネットにない物件を紹介されたのだが、それは後述)。

つまり、部屋探しにはもう不動産屋さんは必要なく、ネット検索だけですべてだ、ということなのだと思われる。

しかも、スマホで検索できるので、部屋探しをしようと決めたら、毎日電車の中とか昼休みとか、仕事の合間にひたすら検索できる。

すぐには問い合わせせずに、2~3週間くらいはひたすら検索した。

すると、だいたい今出ている物件で自分の条件に合いそうなところがわかってくる。

 

それから、自分で見繕った物件を、SUUMOで一括問い合わせ。

不動産屋さんが怖い私は、その問い合わせ対応によってお店に出向くかどうかを決めた。

「とにかく一度ご来店を」という返事のところは、まずやめておいた。

 特に、問い合わせた物件が案内可能かどうかの返答のないところは論外。

問い合わせ物件について現状を連絡してくれて、その物件の内見手配をしてくれるところでないと信頼できない。

 

ネットで不動産屋さん自体の口コミをみて、「しつこくされた」などの書き込みがないかも確認した。

たとえ物件が気に入っても、扱う不動産屋さんの評判が悪ければやめておいた。

もしかしたら、その物件は、ほかの不動産屋さんでも扱える物件の可能性もあるし、そもそも吊り物件(実際にはもう成約済み)の可能性だってある。

 

というところから絞り込んだ不動産屋さんは、若い人たちがやっているネット中心のところと、地元密着型の2店。

まずは若者の店で、2件の内見をさせてもらう。

あまり物件がなく、他に紹介できるところはない、とのこと。

たんたんと内見させてもらい、特にしつこくされたりもせずに、駅近くで車を降ろしてくれた。

その後も、先方からは電話もメールもなかったが、担当の方が親切だったので、私の方から、ネットでみた物件が扱えるかなど問い合わせた。

結局マッチングせず、ではあったが、サイトも見やすく、対応もいい会社だったので、いつかまたご縁があればお世話になりたい。

紹介している物件自体は、基本的に大手ネットに掲載されているものと同じなのだが、センスのいい部屋だけをセレクトしてあるのが利点かと思う。

 

さて、もうひとつの地元密着型のお店は、「はい、内見4件、〇日ならどうぞ」的なあっさりした対応。

飛び込みの客はあまり相手にしていない、という口コミもあったので少し怖気づいたのだが、ぜひ見たい物件もあったので、ひるまず予約してお店へ。

 

とても忙しそうで、ものすごくパパっとさくっと内見に連れて行ってくれたのだが、地元の人感があり、なんとも頼もしく、大家さんへの挨拶などを見ても安心感があった。

思えば、不動産屋さんは、初めて住む場所の、初めての知り合いなのかもしれない。

そんなことすら思った。

 

そして、この不動産屋さんだけが、ネット未掲載の物件を紹介してくれた。というのも、それはまだ、出る予定、というだけの物件だったからだ。

仲介だけでなく管理もしている会社ならではの情報だ。

 

しつこいどころか終始あっさりとした対応だったが、個人的には、相手にされていない、という感じもしなかった。

気に入ったらどうぞ、という態度だった。

本来、そういう仕事だよな、とも思ったが、やはり老舗の余裕なのだろうという気がする。

 

今回、物件にも縁があり、その地元密着不動産会社で契約することになった。

初期費用の見積もりについては、少し思うところもあったのだが、いわゆる交渉はしなかった。

初期費用もまた、あっさりしていたからだ。

鍵交換だのクリーニングだの、安心見守りなんとかだの、そういったものは全くなく、昔ながらの、敷金・礼金、仲介手数料、だった。

 

仲介手数料は1カ月になっていて、実は本来は0.5カ月でいいはず!というものなのだが、今の法律だとなかなか交渉はしづらい。

というのも、法律では、仲介手数料は基本的には0.55カ月までしかとってはいけないとなってはいるのだが、同意があれば1.1カ月までとってもよい、となっていて、「同意があれば」という文言がある限り、1.1カ月の慣例はなくならない。

その物件が、まーーーったく人気のないものなら交渉できるかもしれないが、そこそこ借主がみつかるような物件だと、交渉はむつかしいのが現実ではないだろうか。

 

思えば、大家さんも気持ちよく借りてくれる人を探し、借り手も親切な大家さんを望んでいるというシンプルな話だ。

なので、ネットに出回る、不動産屋には交渉すべし!という意見には、賛成であり反対でもある。

知恵をつけたうえで、払ったほうがうまくいきそうなものは払う。

自分で納得をしたうえで契約に臨むべし、だ。

 

とにもかくにも、怖い思いは一切せずに済んだ。

幸先がよい!

 

部屋が決まったら、お次は部屋作り!

その話は、また!

 

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こ~んな家に住むことは…ないだろうなあ~笑

 

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