まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

一人で生きたいわけじゃないんだけど・・・#大豆田とわ子と三人の元夫

あと1話で終わりなのか。『大豆田とわ子と三人の元夫』。

 

9話では、オダギリジュー演じる新たな夫候補がついにプロポースして・・・なのだが、とわ子はやっぱり彼との結婚を選ばない。

あんなにときめいた、好きな相手で、望みはすべて叶えられそうなのに。なのに。

 

どうしてだろう?

 

寂しいのはやなんだよね。

ひとりぼっちは嫌なんだよね。

 

自分で生きていきたいんだよね。

自分で好きだと思える自分でいたいんだよね。

 

どっちもあって、どっちもほんとで、それが、どうしても両立しない。

それで、どうしても、なぜか、いつも、一人になってしまう。

 

f:id:ozamasan:20210612172015j:plain

「一人で生きたいわけじゃない」

 

パラレルワールドの向こう側では、いつだって、あったはずの夢がある。

結婚して、子どもがいて、喧嘩したり病気したり、いろんなことがあっても、ずっと家族でいる世界。

 

得られなかった世界。

あったはずのもう一つの世界。

 

アラフィフにもなると、あったはずの今が身につまされる。

あの時ああしてたら、あの時こうしてたら、違う世界に今いるだろう、と。

 

けれど、もう時は戻せない。

起こったことは消せない。

 

どうして離婚しちゃったんだろう。

どうして彼と別れちゃったんだろう。

 

私にもいろんなどうしてがあるけれど、新しい王子様の隣で笑いを消した、とわ子のあの顔がその答えだったような気がする。

 

違うんだ。

それは違うんだよね。

違うんだよ。

 

憧れの建物に、住みたいんじゃない。

憧れの建物を、作ってみたいんだ。

 

かごめを、失くした友達を忘れて、逃げてしまいたいんじゃない。

彼女を、彼女の死を抱えて、人生を一緒に生きていきたいんだ。

 

9話の最後、とわ子は、松田龍平演じる八作に、「(かごめと)3人で生きていこうよ」と言う。

八作はかごめが好きで、とわ子は八作が好きで、それで、「3人で生きていこうよ」。

 

それしかない、ってこともある。

みんな、ひとりぼっちだけど、どうしようもない。

 

最終話、とわ子はどうなるんだろう?

どうするんだろう?

 

それにしても、もう最終話だなんて。

ずっとずっと、私と一緒に、どうしようもない人生を歩いてほしいよ、永遠に。

 

シナリオ本が出てるみたいなので、買わなくっちゃ!

 

 

 ☆参加中です

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代おひとりさまへ
にほんブログ村