終わってしまった。「大豆田とわ子と三人の元夫」。
ボーリングのシーンよかったなあ。
あんな風に、好きだった、好きな人たちと笑いあえたら。
それだけで、もう、いいよ、ってほんとにそうだなあ。
もう、最終回もいろいろ言いたいことはあるんだけど、なんだかまとまらない。
でも、ほんと、素敵な話だったな。
大好きな人と別れてしまう人の話だった。
母の死と、友だちの死。
それと、夫たちとの別れ。
さよならだけが人生だ、はレイモンド・チャンドラーだけど、ニヒリストはそこで諦観してしまう。まったく、かっこつけちゃって。
けど、とわ子は違った。
幸せになるのを諦めていませんから!
とわ子はそう言ったのだ。
かっこ悪く足掻いてくれた。
けど、幸せになるってなんなんだろう。
また結婚すること?
それもありかもね。
けど、なんかできるようになること、だったりもするよね。
網戸を自分でつけられるようになったりさ。
生きていれば、笑い合えることだってあるだろうしね。
けど、現実はもっと厳しくて、あんな元夫もいなくって、みんな他の人と結婚してパパになっちゃったりするけどね。
それでも、どこかのパラレルワールドで、笑い合ってるんだと思うんだ。
「行った旅行も思い出になるけど、行かなかった旅行も思い出になる」。
思い通りにならなかったとしても、思ったことはなくならないんだと思う。
あ〜風吹ジュンもよかったなあ〜。
一緒になれなかった恋人だって、やっぱり恋人だし。
一緒に生きられなかった人とだって、心に抱えて生きていくことはできる。
娘と西園寺もね〜! 「落ちちゃえ!」は最高だったな〜。
と、どんどん独り言になってるけど、そう、大豆田とわ子は最高だった!
脚本家の坂元裕二さんが、最終回に寄せて投稿したInstagram
「今回のようなお話に興味を持った方に、個人的におすすめしたいものがあるのです。画像2枚目のDVD「名作映画コレクション 夢のひととき」を観るのです。税込み1980円で、傑作ばかりの10作品が入っています」
ということで、買っちゃいました。
きっと、とわ子ばりに、人生に立ち向かっているヒロインたちが詰まっているはず!
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