ついに、セカンドハウスに入居!
場所は湘南、駅から10分、海まで10分の1Kのアパートを借りた。
いそいそと不動産屋さんでカギを受け取り、アパートへ。
内見時は、候補としては低めの物件だった。
それが、いろいろ見たあとで、あそこ意外といいんじゃない?となって決めたのだった。
なので、どんなところか、いまいちうろ覚え(大丈夫か、そんなんで決めて)。
ということで、ドキドキしながら向かった・・・
まず郵便受けをみてみると・・・
大量のチラシが入りっぱなし・・・。
ホコリだらけだし、虫とかいたらヤダな、とほほ
と思いつつ、掻き出して、持参したゴミ袋へ。
管理会社と大家さん、
お願いです、入室前に郵便受けはキレイにしておいてください・・・
最初から気持ちが萎えます・・・
で、外階段についたところで、
ぎゃぼ! 失敗したかも!
外階段があまりにも汚い・・・
浮いていた心が沈んだ。
こんなとこだったっけ?
古いとは知っていたけど、ここまでとは・・・
とはいえ、もう契約済み。
とにもかくにも、ジャリジャリの階段を踏みしめながら、お部屋へ向かう。
玄関前、今度は苔?土?みたいなものが点々と落ちている。
もう、嫌・・・
少し掃いておいてほしい。
あー、ほんと、なんか私ってほんとダメだな~・・・
部屋選び、やっぱり間違ったかも・・・
と、ちょっと涙目になりながら、玄関へ。
ため息をつきながら鍵をあけ、入室した。
まっくら。
とにかく雨戸を開けないと。
またこれがギーギーいう雨戸を開ける。
土だらけで手が真っ黒。あーあ。
と、目をあげると・・・
柔らかい光が広がった。
静かに風が吹いて、庭の木が揺れた。
何かはわからないけど、小鳥が、ちちちち、と鳴いた。
あ、やっぱりこの部屋いいかも。
そうだった、私はこの窓が気に入ったのだった。
ささくれ立ちそうになった気持ちがすっと落ち着いた。
たぶん、大丈夫。
きっと、この部屋とは相性がいい。
築30年超の物件。やっぱり古いし、きれいとはいいがたい。
でも、新しいワンルームじゃなくて、この部屋を選んだのは、ほかでもない、私だ。
最初からキレイなところよりも、自分で工夫して部屋を作りたいと思ったからだ。
少し家賃が下がる分、家具などにお金をかけられるし、古い分、ちょっとしたDIYもできそうだったからだ。
そうだ。忘れていた。
自分の考えを信じないと。
外階段が汚いなんてのは、想定内じゃないか。
そもそもここは海辺の町。劣化が激しいのは当たり前だ。
私は、本当に、いつも自分の選択に自信がない。
こんなところに住んで、人になんて思われるだろう・・・
みんなもっとちゃんとしたとこに住んでるのに。
どうして私はこんなボロいところ選んじゃうんだろう。
なんて、人の目を気にしていた。
けど、私がよければいいのだ!
私はこの築30年の部屋を、自分なりに居心地のいい空間にしてやろう。
そもそもそれがやりたかったんだ。
ということで、気を取り直し、まずは、掃除。
外廊下も、100円ショップで買ったほうきで掃いたらスッキリした。
そりゃ、そうだ。土なんて掃いてしまえばなくなる。
外階段の割れは、管理会社に報告しておこう。
思い通りにならないことを嘆くんじゃなくて、思い通りになるように自分でしなきゃね。
そもそも、母が作った快適な空間を離れて、自分なりの暮らしを見つけるためのセカンドハウスなのだ。(セカンドハウスを借りることにした話はコチラから)
自分の空間になるように、自分で行動しなくちゃ。
アラフィフになっても、自分に自信を持つのってむつかしい。
けど、とにかく行動して経験するしかないんだな、と改めて。
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