まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

アラフィフ、ちょっと浮気する・・・理想のセカンドハウス

浮気した。

 

もちろん、人ではない。部屋のことである。

 

湘南にセカンドハウスを借りたものの、築30年の木造アパートは甘くなかった(その話はこちら)。

全体に暗いような、なんとなくほこりっぽいような。

キッチンもバスもトイレも、もちろん古い。

広くて窓からの景色が気に入って借りたものの、テンションが下がることも多かった。

 

それで、いいところがあれば引越ししたいという気持ちが大きくなってきて、

ちょっと「いいかも?」と思う部屋があれば、問い合わせしていたのだった。

とはいえ、今の部屋よりも良い条件のところは家賃も上がるし、同じくらいのところでとなると、「ぜひみたい」というところまでの物件はなかった。

 

が、先日、「ここなら?」という物件が見つかった。

家賃はむしろ少し安いくらい。駅からの時間も同程度。

それで築5年の鉄筋マンション。

バストイレ別だし、キッチンはシステムキッチン。

「やっぱり古いところをどうにかするのは私には荷が重かったのかも。よし、新しいところに引越してしまおう!」

と決意して、勇んで内見に向かった。

安心でキレイな部屋だろうと期待したのだが・・・

 

オートロックの入り口には、錆びた自転車が駐輪というより放置(錆びているのは海近物件のせいだとしても、乱雑だった)。

打ちっ放しの建物はスタイリッシュだけど、階段に傘が何本もかけてある。中には壊れているものもあって、雑然とした印象。

そして、部屋に入ると・・・

 

す・す・すさんでいる・・・

クリーニング前ということもあるけれど、トイレもバスも相当な汚れ。

キッチンももうボロボロになっていて、ガタガタ。

よっぽど掃除をしなかったのかな。

お部屋も狭くて、コンクリのせいか、なおさら圧迫感がある。

これは負のオーラしか感じない・・・

あまりにも予想に反していて、がっかりすぎた。

不動産屋さんには「お手間をおかけしました」と言って、その場で解散。

 

それで私は今の部屋に戻り、玄関で土下座した。

「ごめん、浮気しちゃったけど、おかげで君の良さに気がついたよ!」

(人に対しては絶対ダメだけどね、このセリフ笑)

 

この部屋は、古いけど、住人の皆さんがしっかりされているのか、傘が乱雑にかかっているなんてこともないし、そもそも廊下にはなにも出ていない。

部屋も古いわりには清潔感がある。

壁紙もそれなりにシミはあるものの、全体には白さをキープしている。

よくみたら、すごく大切に使われていた物件なんだと再認識した。

多分、前に住んでいた方が、ちゃんと生活している方だったんだろう。

そういう空気感ってやっぱり大きい。

 

それで、改めてこの部屋を愛そうと決意(何度目!笑)。

まず、ダサくて許せなかった焦げ茶色の下駄箱をなんとかすることに。

使い勝手もよくなさそうなので、いっそ、マントルピース的に(?)飾り棚として使うことにした。

カッティングシートを貼って白くしただけで、なんだか部屋が明るく見違えた。

重かった部屋の空気が一気に軽くなった。思った以上の効果があった。

 

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下駄箱を移動して飾り棚に

こうやって一個一個、気になるところを変えていけばいいのか。

やっぱり手っ取り早く手に入る幸せっていうのはないんだな、と反省。

 

下駄箱リメイクには、貼ってはがせる壁紙を使用。

こちらは紙自体は薄いけど、少しずつ貼っていけばキレイに貼れた。

 

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カッティングシートで下駄箱リメイク

 

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