まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

アラフィフと老後問題と加山雄三さん

加山雄三さんが「徹子の部屋」に出ていた。

敬老の日スペシャルだったのかな。

御年84歳だそう。

 

奥様の松本めぐみさんとの若いころの写真は、それはそれはイケてるお二人がキラキラと写っていた。

そして今の写真・・・ある意味、全く変わっていないように見えた。

もちろん、年齢は重ねていらっしゃるのだけど、雰囲気が変わっていない。

すごくかっこいい!のだ。

やりたいことを思い切りやって人生を楽しんだ、そして今もなお充実した人生を送っていることがわかる写真だった。

 

お子さんは4人いるそうだけど、みんな(当然だけど)もう独立している。

それで、なんと、加山雄三さんご夫妻は、最近、住み慣れた豪邸を引き払って、夫婦でケアつき老人ホームに入ったんだそう。

 

結構びっくりした。

子どもが4人もいたら、誰かに面倒を見てもらおうと考える人が多そうなのに、そうすることはせずに、自らホームに入る選択をするとは。

できそうでできないことだと思う。

 

もちろん、経済的にも世間的にも恵まれた人だからできるのだ、と言えるのかもしれない。

けれど、子どもがいるのにホームに入るなんて!と思う人も、日本人にはまだまだ少なくない中で、あっさりとホームに入るというのは、やっぱり相当さばけた人だと思う。

実際、自宅のものをほとんど処分したというけれど、自分でそれができる老人がどれだけいるだろうか。

ものに執着がないし、何にも依存していないんだな、と感心してしまった。

 

私の母などは、いまだに老人ホームを姥捨山みたいに思っているし、自分の家を離れることにかなり抵抗感がありそうだ。

面倒は、娘である私が見てくれると信じて疑っていない。

そして、その依存が重くて、娘(私)の方は逃げたくてたまらない。

依存することで人を遠ざけてしまう、典型的な寂しい老人になってしまったな、と愕然とする(すでに父が他界したこともあるとは思うけれど)。

 

毒親」なんて呼び方はしたくないけれど、夫、子どもへの依存を断ち切って、家への執着も断ち切って自立できない老人は、返って孤独になるだろうという気がする。

子どもなんか頼りにするから、精神を病むのじゃないだろうか。

最初から、頼りにしないほうがよっぽど楽なんじゃないかな、お互いに。

 

どちらにしても、子どものない私は、体が弱り始めるであろう70歳くらいでケアつきホームへ入所するつもりでいる。というか、それしかないだろう。

お金の不安はあるけれど、まあ、その時にある全財産で入れるホームに入れてもらうしかないんじゃないかなと思っている。

 

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今年初めてのかき氷

本当に久しぶりに少しだけ友人とおしゃべり。

歳をとって大切なのは、家族より友人かもしれないな、と思ったりする。

一緒に老人ホームに入ろうね、、と言い合う私たちであった・・・。

 

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