コロナ禍のステイホームやテレワーク中に、習慣になったのが、散歩。
(関係ないけど、「禍」っていう字、コロナ前は知らなかったな)
天気がいい日は、朝、ひと散歩することにしている。
朝起きて、顔洗って朝ごはん食べて、歯磨きしてからデスクに座っても、なんだかまだ寝起きみたいな感じがしてしまって。
ちょこっとでも歩くと、気分良く仕事に取りかかれるように思う。
今住んでいる町には、出て行った時期もあるけど、通算で言えば、約15年くらいは住んでいるだろうと思う。
なのに、散歩してみると、案外知らないところばかりだったなあ、と思う。
東京のベッドタウンとはよく言ったもので、学校も職場も東京だったから、ほとんどこっちでやることと言ったら、「就寝、以上」だったんだなあ、と。
もちろん、スーパーとか書店とか喫茶店とかには行っていたんだけど、それもものすごく狭い限られた範囲だったんだと気づく。
例えば、ちょっと坂を登ると、森があって、ウグイスが鳴いていて、一瞬、あれ?ここ長野?と勘違いしちゃいそうな沢の音がしたり。
大きな立派なしめ縄をしたかっこいい鳥居があったり。
こんな大きく富士山が見られるんだ!っていう高台があったり。
町に流れている川があることは知っていたけど、あんまり行ったことがなくて、けど、テニスやキャチボールなんかの球技ができるエリアがあったり、少し先には桜の並木や、ランニングにぴったりのコースがあったり。
本当に、何にも知らなかったけど、こんなに楽しめる場所があったんだなあ、と。
どうして若い頃は知らなかったんだろう。
最近は、土手に座って、コンビニで買ったコーヒーを飲みながら、本を読んだりするのがお気に入り。
川がキラキラキラキラ光って、その水の上すれすれをサーーっと鳥が飛んでいったり。
こんな風景がみじかにあるなんて、本当に今の今まで知らなかった。
あと、私はもう随分前に自転車に乗るのをやめていたんだけど、ダイチャリっていうレンタサイクルをコンビニの前で見つけた。
去年、ハワイで初体験したレンタサイクルが楽しかったから、これにも挑戦してみたいと思う。
自転車に乗ったら、もっと行動範囲が広がりそうだ。
アラフィフになっても、まだまだ知らないことってある。
コロナは本当に憎たらしいし、早く終息してくれないかと願うけど、どこかへ旅行したり、テーマパークへ行ったり、お金をかけるとかしなくても、楽しみは見つけれられるんだということに気づいたのは、怪我の功名だったのかな、と思う。