まるでシャボン日記

アラフィフぼっち女の悲喜こもごも

アラフィフの元気の元!贅沢ランチ

コロナがまだ油断できない昨今。私の楽しみは、友人と2人でのランチです。

大人数はまだちょっと控えたい、でも人と話したい!

という時に、感染対策のしっかりしたお店で2人ランチなら安心して楽しめるかな、と思っています。

 

そして、感染対策がちゃんとしているという意味でもフレンチはぴったり。

フレンチならテーブルとテーブルが比較的離れているお店が多いし、お料理がとりわけ式ではなく、各人にサーブしてもらえるから、感染リスクが低いと思われます。

 

そして、ディナーよりランチのわけは、もちろんお値段が夜よりも控えめというのは大きいのですが、あまりお酒を飲まなくていいというのと、あんまり長居しない、というのもあります。

時間的にも、感染対策的にも、金銭的にも、すごくお得!と味をしめ(笑)、フレンチランチに友人を誘う日々です。

 

今回は、白金台のルカンケ(REQUINQUER)に、15年以上前に会社の同僚だったAさんとご一緒してきました。

30歳そこそこだった彼女ももう40代後半。

あの頃、「ちょっといいですか?」と呼び出され、トラブルか辞職かとビビって会議室へ行ったら、「妊娠してまして」と言われ、「あー、良かった」とわけのわからないリアクションをしたのを思い出します。

 

Aさんは絵に描いたようなセレブ婚でした。

学生時代から付き合っていた高学歴高収入の男性と結婚し、子どもも2人。

美人でおしゃれも上手で、いわゆる雑誌VERYに出てくるような人です。

誰から見ても順風満帆。

会社はずっと前に辞めてしまっていたけれど、その後もボランティアなどで社会貢献していて、私からすると「これぞ理想の人生」とすら思っていました。

 

けれど、そんな彼女にとっても、長い結婚生活、そんなに甘いことばかりではなかったようで。

自分が大病したり、その最中に夫の裏切りにあったり・・・。

すでにもう昔のことではあるけれど、やはりわだかまりはあるし、このまま一緒にいていいのかな、と悩んでいました。

 

彼女がセレブだから、人は聞いても「それって結局愚痴でしょ」と思いがちかもしれません。

でも、本人にとっては深刻な問題なんだと聞いていてわかりました。

なんだかんだで恵まれていたために、この環境から出るのは怖い、でももう我慢できないかもしれない・・・けれど、自分一人で子どもを抱えて生きていけるんだろうか・・・と。

 

聞きながら思ったけれど、それって会社員とも通じる悩みだな、と思いました。

そこそこ毎月お給料をもらえて、社歴が長くなると仕事も慣れていて、働いていれば世間体も悪くないし。

だから惰性で勤めることはできるけれど、もうそこに「愛」や「情熱」はない・・・。

それって恵まれているかもしれないけど、本人は結構辛いのです。

 

それに、アラフィフともなると、もう時間の方が勿体無くなってきます。

残り少ない元気な時期を、こんな風に無為に過ごしていいのだろうか・・・そういう思いの方が強くなります。

 

熟年離婚・・・

早期退職・・・

さて、どうしますかねえ・・・

 

兎にも角にも、美味しいものとおしゃべりで、リフレッシュできた気がしました。

こういうのも、「整う〜」っていうのかな笑

 

ルカンケ名物の石に見えるパンと葉っぱに見えるポテトチップ

requinquer.jp

 

ルカンケって、「元気になって」という意味だそうです。

ほんと、癒し空間であったかさがある素敵なお店です。

8年連続ミシュラン一つ星。

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日曜美術館と浜田マハ

Eテレの「日曜美術館」が好きです。

主に、芸術家や芸術作品に関わる人たちのドキュメンタリーなのですが、日常にはない、研ぎ澄まされた美しい映像に、いつも感嘆しています。

 

映し出される、芸術家たちの集中した横顔。

それを静かな映像で見ていると、毎日あくせく過ごしているだけの私でも、生きていることの神秘や美しさに、気づくことができる気がします。

日曜日の朝、この番組は、教会の礼拝のような神聖な時間になっています。

 

そして最近、遅ればせながら、浜田マハさんの『楽園のカンヴァス』を読みました。

これは、巨匠・ルソーの「夢」という作品を巡る謎解き小説で、手に汗握る展開が、読む人を惹きつけて離さないエンタメ作品です。

ジャンルが何になるのかわからないのですが、

例えば、「ダヴィンチ・コード」のような作品かなと思います。

 

ネタバレになるので、ストーリーには触れませんが、この作品は、画家・ルソーやピカソ、画商、画家のモデル、そして、現代のキュレーターやコレクター、美術館員といった、美術に魅せられた人たちの「運命」についての本でした。

 

ルソーといえば、生前は日曜画家と言われることもあり、「変な絵」と蔑まれた画家だと言われていますが、この作品の中で描かれる、不遇の中でも命を削って作品を作り上げる姿、狂気ともとれる情熱に圧倒されました。

 

それは、「日曜美術館」にも感じる、なんで芸術家たちは、ここまで真剣にやるんだろう、どうしてそんなに絵を描かなければならないんだろう、という、凡人には計り知れない、呆れるほどの崇高さでした。

 

美術なんて自分にはわからない、と私なんかは思いますし、絵なんか見たって、だからなんなんだ、とも思います。

それでも、人は、日々ただ生きているだけではないということを、芸術を通して知ることができる気がするのです。

美術をみるということは、そういうチャンスをもらうことなのかな、と。

 

浜田マハ『楽園のカンヴァス』

素晴らしい作品でした!

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アラフィフ、会社を辞める?

まんぼう明けの土曜日、友人と鎌倉でランチすることになった。

当日は天気も良くて、風も爽やかな最高の日。

私たちは、人気の松原庵を予約してテラス席に座り、鎌倉ならではのゆったりした時間を満喫しながら、近況を交換しあった。

 

同級生の私たちは、お互いにアラフィフ。

なんと中学生の頃からの付き合いで、部活や受験、初めてのデート、彼氏との喧嘩、そして結婚式、新居のお披露目などなど、人生の色々なシーンを共有してきた。

 

友人はとても優秀で、某有名商社に新卒からずっと変わらずにお勤めしている。

今まで、仕事が嫌だという話は聞いたことがなく、私が仕事の愚痴を吐いても、あんまりピンとこないというような人だった。

それが、この日はじめて、「仕事が辛い」という話を聞くことになった。

 

彼女は大学卒業後、一般職として入社して、今までずっと事務方の仕事をしていた。

それが去年、いきなり営業に回されたのだそうだ。

「この歳から新しい仕事はきついよ」と彼女は言い、「もう辞めちゃおうかな」とまでいうので驚いた。

居心地がよくお給料もいい優良企業に勤めているのに、ここへきてなぜ?と。

 

けれど、彼女がいうには、「最近、50代の先輩たちがどんどん辞めていってる」のだそう。

一番の理由は、「もういいかな、と思ったから」なのだという。

もうこれ以上仕事をするモチベーションもないし、定年まで頑張ってお金を稼いだところで、その時に自分には何も残っていないのではないかと感じる。

やりたいことがあったとしても、60過ぎでは体力も落ちているだろうし、十分にやれない可能性だってある。

だったら、まだ体力のあるうちに、少しくらい金銭的に損だとしても、会社を辞めて自分のやりたいことをやろう。

そんな風に決心をする人が多いのだそうだ。

 

なるほど、そういう世代だし、そういう時代でもあるんだろうな、と思った。

もう定年までひとつの会社で勤め上げて、あとは年金をもらって悠々自適、なんていう時代でもない。

50代で会社を辞めるのは、リタイアというより、もうひと花咲かせるためなのかもしれない。

実際、人生100年時代だとしたら、もうひと花咲かせないと、時間を持て余してしまいそうだ。

 

私は、「そうだね、50代はやりたいことをやれる最後のチャンスかもしれないよね。会社にしがみつく必要はないと思う」と話し、彼女も、「そうだよね〜」と、考えをまとめようとしているようだった。

 

50代女性が自分の人生を生きるために前向きに会社を辞める。

そのことに私も異論はない。それどころか、私もその選択をするつもりだ。

 

がしかし、でも・・・とも思う。

 

50代の女性が次々と会社を去るという現象を、日本の社会は良しとしていいのだろうか?

もちろん、リストラだってあるし、男女問わず、アラフィフで会社を去る人は多いのかもしれない。

けれど、自ら去ってしまうのは、女性の方が多い気がする。

家族を養っている人が少ないから? もちろん、それもあるかもしれない。

けれど、私はむしろ、やっぱり「会社がきつい」と感じる人が多いからのような気がする。

 

女性は、50代になってからも、仕事がきつい傾向にある。

役職がつかず平社員のまま、または先の彼女のように一般職だったりすると、

年齢を重ねていても、仕事内容は若い時のまま、うっかりすると、ノルマは増え、

そして、部下もいなくて、自力でやるしかない、ということになるのだ。

若い頃はできたことも、50代の体力ではきつくなることもある。

 

平ではなく管理職になっていたとしても、なぜか細かい面倒な仕事は、女性に回ってきがちということもあると思う。

私は管理職なのだけれど、「おじさん」がやりたがらないことを引き受けてしまうことが多い。

ひとつひとつは小さなことなので見過ごされるのだけれど、積もり積もると負担は大きい。

例えば、「倉庫の整理」とか「不要な書類の廃棄」とか、男性がなぜか「俺の仕事じゃない」と思っている仕事が回って来てしまうのだ。

「男はもっと重要な仕事をしているのだ」と言われるかもしれないけれど、重要な仕事を男だけでやっているなら、それはそれで問題なんじゃないだろうか。

 

FIREという考え方もあって、若い人も会社で働くことに魅力を感じていない昨今、やっぱり会社組織というのも変わらなければいけないんじゃないかな、と思う。

 

とはいえ、とりあえずは自分の健康と生きやすさを優先していいんだと思う。

無理せずに、我が道を行くことが、結果的に社会を変えるということもあるかもしれない。

 

あと何年生きて、どんな風に歳をとっていくんだろう。

一筋縄ではいかない人生だけど、これからも楽しみだとも思った週末だった。

 

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松原庵でいただいた、お蕎麦とくらかけ豆の塩ゆで。

どちらもさっぱりしていて、上品なお味でした。

 

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「ラジオ英会話」でTOEIC880点とった話

朝ドラのテーマになっている「ラジオ英会話」。

私も朝ドラヒロインと同じく、なかなか続かなかった話の続きです(前編はこちら)。

 

さて、中学生で「ラジオ英会話」に挫折して以来、放送を聞くことはなかった私。

40歳の頃に、海外に支社のある会社に転職することになりました。その会社は、スペインやイギリス、アメリカなど数カ国に拠点を持っており、外国人スタッフもたくさんいる会社でした。

ある時、スペインのメンバーが本社へやってくることになり、私が所属していた広報部がおもてなしすることになりました。もちろん通訳さんやコーディネーターさんもお願いしたのですが、多少は話す必要があります(朝ドラでもひなたがおもてなししてましたね)。

英文科出身だし、海外旅行は好きだし、読む方は少しはできるし、なんとかなるだろうと軽く考えていました。お客さんも英語圏の方ではないし、ゆっくりなら会話もできるはずだと思っていました。が、これが全く聞き取れず、もちろん喋ることもできませんでした。

スペインのメンバーががっかりしているのがなんとなく伝わってきて、悔しいやら申し訳ないやら、苦い体験となりました。

 

そして、英会話をやっぱりやらなければと、英語教室の門を再び叩くのですが、今度はお金はあっても時間がなくて通いきれませんでした。

そして、そこでやっと私は思い出したのです。「ラジオ英会話」の存在を・・・。

この頃には、リアルタイム放送が聞けなくても、アプリでラジオのアーカイブ放送が聞けるという便利な時代に突入しておりました。

 

私はとにかく、電車の中で、毎日「ラジオ英会話」を聞くことにしました。これなら時間もとりません。

最初は、やはり何を言っているのかあまり聞き取れませんでした。

そこでテキストを買い、何を言っているのか確かめながら聞くようにしました。

テキストもたったの500円。

時間もお金もかからないので、とにかく続けました。

1年も経つと、だんだんと何を言っているのか聞きとれるようになりました。2年くらい経った頃には、ほぼ毎回、初聴でスキットの内容がわかるようになっていきました。

そして、腕試しにと受けたTOEICで、なんと880点という高得点を獲得することができたのです。

たったの毎日15分、毎月500円で、です。

これは自分でも驚きでしたし、こんないい番組があるのに今までやってこなかった自分を殴ってやりたい気持ちになりました。

 

私が聞いていた頃の講師は、遠山顕先生でした。

遠山先生はとても明るい方で、「Keep Listneng, keep practicing, keep on smiling 」という最後のセリフが本当に大好きでした。

毎回、先生がGood Job! とか You are amazing! とかと励ましてくれるので、ラジオ越しにも嬉しくなってしまって聞き続けられたのだとも思います。

 

今は、大西泰斗先生に交代して、内容も大人向けというより、少し若い感じになっています。

大西先生はシニカルキャラなので、ちょっと意地悪表現が多いのですが(笑)、「英語の感覚」をしっかり教えてくれるのがとても面白いので続けて受講しています。

 

ただ、どうしてもラジオだと話すより聴く方が主になってしまって、なかなか口をついて英語が出てこないという欠点はあります。

電車の中で聞くだけでなく、家で発音練習もしないと喋れるようにはならないかもしれません。

 

結局その後、あまり仕事で英語を使う機会なんてなかったのですが、やはり「日々鍛錬し、いつくるともわからぬ機会に備えよ」(←朝ドラより)です。

先日、友人の夫を紹介されたのですが、イギリス人の彼に、「どこでそんなに英語を覚えたの?」と聞かれ、「I 've listened to the Radio English conversation program」と答えたら、「日本にはいい番組があるんだね」と感心されました。

 

朝ドラでは、深津絵里さん演じる塁が、一度も外国に行ったことがないにも関わらず、流暢な英語を喋るシーンがあります。これ、本当に嘘ではなくて、リアルなことなのです。

 

NHKの語学講座はテレビも合わせると他にもたくさんあります。

4月から何か始めたい人には本当にオススメしたいです。

私は今年から、フランス語もやってみようかな、と思っています。

いつかまた、旅に行かれるその日のために・・・

 

 
遠山先生の講座は22年は放送はなしだそうですが、音声DLができるレッスンブックが発売になっていました。こちらもゲット済み。
 

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アラフィフと「ラジオ英会話」

朝ドラ「カムカムエブリバディ」は「ラジオ英会話」がつなぐ母娘の物語。

最終回が近づくにつれ、果たして塁は安子と再会できるの?!とドキドキしながら見ています。

 

私は川栄李奈さん演じるヒロイン・ひなたと同世代で、少し年下というところです。なので色々共通の思い出があって楽しいですが、「ラジオ英会話」にも同じような思い出があります。

 

中学に入る頃、マイケル・J・フォックスのファンだった私は、アメリカに超憧れておりました。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ファミリー・タイズ」「摩天楼はバラ色に」などなど、大好きでした。

なので、中学に入ったら英語は絶対に頑張ろう!と心に決めていたのですが、入学早々に出鼻をくじかれました。

というのは、その頃の中学には、"英語をちゃんと発音するのが恥ずかしい"という空気があったのです。わざと日本語英語で読むのが中学生の定番で、「正しい発音」をすると笑われるような、変な雰囲気がありました。

「ネアカ」とか「ネクラ」とかという言葉が流行っていて、真面目な人を茶化すような時代だったのだと思います。

私はすぐその同調圧力に負けて、英語をちゃんと発音するのをやめてしまいました。

それに、綴りを覚えるのも苦手だったし、文法の授業も分かりづらくて、英語はあっという間に苦手科目になってしまいました。

 

そんな中で、一人、Hさんというクラスメイトは、何のてらいもなく美しい発音で英語を読み、それを友達にからかわれてもどこ吹く風でした。当然、成績も上位だったHさんを、私は密かに尊敬していました。

ある時、「どうしてそんなに英語がうまいの?」と聞いてみると、「毎日、ラジオ英会話を聞いてるの」という答えが返ってきました。

当時は、ラジオなどはリアルタイムで聴くのが一般的でした。「ラジオ英会話」は、朝の7時前の放送です。彼女は、そんな朝一からラジオを聞いて勉強していたというのです。

「1日15分だからあっという間だよ」と彼女に言われて、私もさっそく早起きして聞いてみました。

なのですが、この「ラジオ英会話」、私には何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。一言も聞き取れなかったのです。

そして、朝ドラのヒロインと同じく、1ヶ月かそこらで見事に挫折してしまいました。

 

そんな私をよそに、Hさんは中学1年生から6年間「ラジオ英会話」を聴き続け、見事に国際基督教大学ICU)に合格して、アメリカに留学もしていました。

そして、イギリスの銀行に就職して、その後イギリス在住のまま、結婚し子育てをしたと聞いています。

 

おそるべし「ラジオ英会話」です。

毎日15分の習慣が、住む国まで変えてしまう。朝ドラと同じことが、実際にも起こっていたのです。

 

一方の私ときたら、大学生になっても、なんと英文科だったのにも関わらず、結局「ラジオ英会話」を聞くことはありませんでした。

その頃台頭し始めた英会話学校には興味はありましたが(そこも朝ドラと一緒)、授業料が高くて、結局行くことはありませんでした。

 

そして、英文科を卒業しても英語は喋れるようにはならず、その後は英語とは関係ない仕事についてしまったので、英語の勉強をすることは忘れてしまっていました。

 

私が再び「ラジオ英会話」を聞くことになるのは、もう少し後のことです。

(と、朝ドラ風に次回に続きます笑)

TO BE CONTINUED...

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2022年4月から「ラジオ英会話」新学期始まる〜

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アラフィフ、猫を飼う!

保護猫をひきとれるかどうか、わからない話を以前書いた(その話はこちら)。

私が気に入った、というより、うちにはぴったりなのでは?と思った老猫を、同居の母が、「みすぼらしい」と言って嫌がったからだ。

 

そもそも保護猫なのだし、「気に入ったペットを飼う」というより「家なき子を迎え入れる」ということだし、「みすぼらしい」とか言ってる場合ではないわけだけど、まあ、そんなことは母にはわからないのだな、とちょっと保護猫さんを迎えるのは諦めかけていた。

 

しかし、母は、その後も「猫、やっぱり飼いたいわね」と言ってきていた。

そんなに言うなら自分で探してよ!と正直イライラもしたが、仕方がない。

私は、もうこうなったら、あの老猫Tくんを連れてきちゃうしかない!と思い立った。

 

Tくんはまだおうちが決まっていないようで、HPには「おうちを募集中です」と表示されていた。

しかし、母の同意を得られていない以上、勝手に連れて帰るのは流石にルール違反だろう。

なので、私は「トライアルできませんか?」と掛け合ってみた。

事情を話したところ、「1週間で決めてくれるなら」とご理解いただき、Tくんをトライアルすることになった。(無理を聞いてくださってありがとうございます)。

母は、「どうしてあの猫なの?」「もう何年も生きられないんでしょ」「足が悪いのよねえ」などとブツブツ言っていたが、私は全部無視した。

「とにかくトライアルだから」「嫌なら返すから」と言って強引に連れて帰ってきてしまった。

 

結果は・・・

まんまと母はその猫を可愛がるようになったのである。

作戦成功(ニンマリ)。

 

Tくんは元々飼い猫で、飼い主さんが病気のため手放さざるおえなかった猫ちゃん。

なので、最初の数日こそクローゼットに隠れたりしていたものの、3日もたつと、人が寝ているベッドに上がってくるようになった。

そのくらい人懐こく、母にも体をすり寄せるようになり、母もすっかりTくんに夢中になったのだった。

 

今度は、Tくんがいなくなってしまった時のペットロスが怖いくらいだけれど、まあ、その時はその時。

少しの間かもしれないけれど、幸せに穏やかに一緒に暮らしていけますようにと願うばかりだ。

 

それにしても、人というものは、いい加減なものである。

あんまり「言葉」にまともに取り合う必要はないんだろうな、と今更ながら学んだ・・・。

 

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すっかりうちの子になってひなたぼっこのTくん

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無印良品のシーツでアトリエ風(?)カーテンができた

セカンドハウスを引っ越しした(その話は、こちら)。

ところで、引っ越しでどうしても問題になることの一つが、カーテンではないだろうか。

物件によって窓の数やサイズが違うため、前の家のものが使えなくて買い替えの必要が出てきてしまうのだ。

 

私の場合、前の家は腰窓が3つだったのに対して、今の家は掃き出し窓が一つだけ。まったくもって1枚も、前の家のカーテンが使えないのだった・・・。

勿体ないので、つなげて丈を長くして使おうかとも考えたが、自分にはそんな技術もなく、あっさり断念(笑)。

 

新調するしかないのだが、しかし、気に入ったカーテンというのが案外ありそうでないもの。

今度は掃き出し窓で面積も大きいから、あまり妥協したくはないし、かといって、高級なものをオーダーするのももったいないし…。

 

と迷いながら、雑誌のインテリア特集を読んでいたとき、某スタイリストさん宅のカーテンが目にとまった。

生成りの布を無造作にかけてある感じで、アーティストのアトリエのような雰囲気を醸し出していて、あら、素敵。

よく読むと、なんと無印良品のシーツにハトメをつけて突っ張り棒に通したものだとある。

おお、これなら、私にもできるかも。早速まねしてみることにした。

 

無印良品の麻フラットシーツは、サイズがシングル、セミダブル、ダブルとあり、カラーも3色あった。

色は、オフ白で決まりかな。

サイズは、うちの場合、セミダブルでフラットなカーテンができそうだった。

ひだが欲しければ、シングル2枚でもいいかもしれない。

私はフラットな感じでいいかなと思ったので、セミダブル1枚にしてみることに。

店舗で探したところ、サイズが見当たらなかったため、無印の通販サイトから注文。

すると、なんとシーズンオフのセール品となっており、3000円ほどでゲットすることができた。ラッキー!(送料は500円かかったけど)。

 

雑誌のスタイリストさんはハトメをつけて棒に通していたのだけれど、私にはその技術もないので、100円ショップにてカーテン用のクリップを購入。

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セリアに行くと、こんな感じのアンティーク調のものが6個セットで100円だった。2つ購入。

 

届いたシーツは、横幅がぴったりで、丈がかなり長かった。

それを適当に折ってしまって、折ったところをカーテンクリップでとめ、カーテンレールに吊るしてみた。

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無印のシーツをカーテンにしてみた

どうだろう。

写真だと、折った感じが強く出てしまったけれど、実際は案外気にならない感じ(気になるようなら、カットしてもいいかも)。

生地がとても柔らかくて、透け感もちょうどいい。

雰囲気的には狙ったとおり、アトリエ風?になった気がする。

やはり天然素材の風合いがいいのだと思う。さすが無印良品

 

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私は、前側にロールカーテンをつけているのだけれど、もしレール部分が見えてしまう場合でも、クリップのところはこんな感じで、可愛いかな、と。

 

ひだがあったほうがより雰囲気は出ると思う。なので、その場合は、シングル2枚でもいいかもしれない。ちょっとそれも良かったな、とつけてみてから思った。

 

これならまた引っ越ししても使えそうだし、なんならシーツとして活用してもいいし、賃貸暮らしにはぴったりのカーテンで大満足だ。

 

ちなみに、使えなくなったカーテンは、メルカリに格安で出したところ全部買い手がついた。捨てるのは忍びないし、引っ越しにはメルカリ、ありがたし。

 

 

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